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マイホームのトイレ環境にご不満はありませんか?
よく耳にするトイレの不満でもっとも多いのは、便座がグラグラ、ガタガタするといったケース。便器に座って用を足しているときに、便座がガタつくのはとても不快ですよね。
これを自分で直すことはできるのでしょうか?
便座がガタつくから、これは故障だと早急に決めつけてはいけません。
まずは、本当に故障しているかどうか、チェックしてみましょう。
便座と便器の接している箇所を確認してみてください。汚れやゴミが付着して、接地面の高さが合わなくなってガタついているケースもあります。まずは、便器と便座を念入りに掃除してみて、正しい状態でガタツキがないかどうかチェックしてみてください。
念入りに掃除しても便座がガタつく場合、便座と便器が接する箇所に付いているクッション材が剥がれていたり、劣化しているケースが考えられます。
クッション材とは、便座の裏面に2~4ヶ所ほど設置されている楕円形のパーツで、使い方次第ではなくなってしまったり、潰れてしまったりします。この状態で使い続けていると、便座が割れてしまうといったトラブルも起こる可能性があります。
上記のように、汚れや破損がないのに便座がガタつくのであれば、便座を便器に固定するナットなどが緩んでいるという可能性もあります。
また、便器と温水洗浄便座をつなぐベースプレートと呼ばれる部品のネジが緩んでいる可能性も否定できません。さらに、ベースプレートの両サイドに設置されているツメと呼ばれる部品が破損してガタついているというケースもあります。これらを念入りにチェックしてみてください。
前述したように、便座と便器が接する部分に付けられているクッション材は、剥がれていると全体の高さが合わなくなり、ガタツキの原因となります。こういう場合は、剥がれたクッション材を改めて取り付け、便器との接する箇所の高さを調整してみてください。
もしクッション材を紛失してしまっていたら、メーカーから取り寄せて自分で修理することも可能です。
しかし、便器と便座を固定するナットやベースプレートなどが破損している場合は、自分で修理するのはハードルが高くなります。
もちろん、新品に交換するのであれば便座を取り付けることは自分でもできなくはありませんが、修理したり、部品を交換するのは難しいという方は、業者へ依頼するのが一番安心です。
便器は陶器(セラミック)で作られていますが、便座(温水洗浄便座も含む)はプラスティック製(ABS製)というケースがほとんどです。つまり、材質が異なるので、特に便座側のほうが衝撃に弱く、ネジやナットなどをキツく締めすぎると、割れて破損する可能性が高くなるのです。これが自分で修理することの難しい要因でもあります。
便座のガタツキは、シンプルな理由から、ベースプレートなど自分で直すのが難しい故障など、さまざまなケースがあります。ふだんから便座はきちんと掃除して、ガタツキなどの要因を特定しやすくしておきましょう。